カルトナージュの本場と言えばフランス。今回はそのフランスの本からのご紹介です。
フランスの本に載っているカルトナージュ作品は独創性に溢れるものばかりですが、今回ご紹介する作品も個性的な形をしています。
皆様は何の形に見えますか?
ちょっと潰れたような丸いフォルム。コロンとした形がとても可愛らしい作品です。
作品のタイトルは『Boite lampion』。日本語にするとランプ型の箱という感じでしょうか。
こちらはLaurence Anquetin著のフランスの本『Le grand livre du Cartonnage』に載っている作品です。
私の師であるよこた先生が翻訳して教えてくださいました。
ランプというよりはカボチャにそっくりかも?皆様はどちらに見えますか?
この角度から見るとカボチャっぽさはあまりないかもしれませんね。やっぱりランプ型?
作品タイトルのLampionという言葉には紙提灯という意味もあるらしく、画像検索するとアジア風の紙提灯の画像がたくさん出てきました。形的には一番近いかもしれません。
この作品の特徴といえば、やはりこのカーブですよね。
突き出しすぎていないこのカーブ具合が上手いなぁと思います。細すぎず太すぎず、ちょうどよいバランスのこのカーブ。作者のセンスが光りますね。
蓋にはセリアで購入したツマミ金具をつけました。ツマミの根本部分に、使用した布の色味と合うサテンリボンを巻いています。
本来はこの部分も透明だったのですが何となくさびしかったので、リボンを巻いてみました。
上から見るとこうなっています。実はこの作品は六角形だったのですよ。
作成にはたくさんの六角形が必要になります。私は思わず枚数を数えてしまいました。
蓋を裏返してみました。どの柄の生地をどこに配置するかを考えるのも楽しい作品です。
ちなみに今回使用した材料はこちらです。
➀すみれ柄の生地⇒ヴァイオレット スケア生地 ライラック
(この柄可愛くて大好きです♡前に買った時より値下がりしてるから買い足そうかな)
②ドット柄の綿麻生地⇒リネン/ドット&ギンガム ソフトラベンダー
(この布は水玉とチェックのリバーシブルなのですが、カルトナージュでチェック面を表に貼ると裏のドットが透けてしまいました。ソーイングで使う分には問題なかったのですが)
蓋を開けるとこうなっています。内側はなんと六角柱の箱になっているのですよ。
この作品の組み立て方は非常に独特です。私は全く見当がつきませんでした。見ただけでピンと来る方はおそらくいないのではないかな…。
作り方を教わったとき、こんな組み立て方があったとは…!と驚きましたし、よく考えついたなと感心しきりでした。
この作品には絶対可愛いものを入れたい!と思っていたので、前回ご紹介したpetit souvenirさんのレースのセットを入れてみました。
古いレースって本当に素敵。今ではあまり見かけない色味や繊細さに思わずため息が出てしまいます。
前回の記事はこちら⇒大きな収納箱が1.5cmのスリムサイズに大変身♪形が変化する折りたたみボックス
遊び心でシルバニアちゃんたちも入れてみました♡ビスケットくまのお父さんとお母さん、それと赤ちゃんです。
さぞ可愛かろうと思って入れてみたのですがなんか違いますね…。中が暗いのが悪いのか、それともポージングが悪いのか…。
シルバニアを可愛くとるのって案外難しいです。お人形はあんなに可愛いのに。
今回もパピエコトンのブログにお付き合いいただきありがとうございました。
おかげさまで新しいカルトナージュ教室も2回目のレッスンが終了しました。
和気あいあいとした雰囲気で会話も弾み、とても楽しい時間でした♪
カルトナージュにご興味のある方はどうぞお気軽にご参加くださいね。
カルトナージュ教室についてはこちら⇒パピエコトンのカルトナージュ教室が始まります♪ 2025年4月17日(木)・さっぽろ創世スクエア
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それでは、次の記事でお会いしましょう♪