今回は横幅が約28cmもある、なかなかの大物の作品を紹介します。外側は縞模様の入った起毛紙で作りました。色はラベンダーカラー。上品な色合いで気に入っています♪


(アトリエパピエ75のレシピより)

同じ大きさの引き出しが3段あり、その前面が丸みのある曲線になっています。
引き出しが3段、というと引き出し作りが苦手な方は「えぇ~、1段でも大変なのに3段も…」と思うかもしれませんが、これは引き出し作りに慣れるチャンスでもありますよ。苦手意識を持たずにチャレンジしましょう♪

上から見るとこんな感じです。こうして見ると引き出しの曲線の丸みが良くわかりますね。引き出しの前面の曲線はこの作品の特徴ですが、この「曲線に作る」というのが難しい部分でもあります。3段とも曲線を同じ形に揃えてあげないと引き出しを閉めた時にちょっと不格好な感じになってしまうのです。形を綺麗に整えるようにしましょう。

引出し部分をアップにしてみました。中からは猫がチラッと覗いています。

引き出しを取り出してみました。曲線なのは前面だけで、残りの面は普通の直線になっています。
引き出しの内側は猫柄のペーパーで作りました。このペーパーの猫たち、なかなか個性があって面白いんですよ。可愛らしい雰囲気の猫もいれば、ちょっとふてぶてしい感じの猫もいたりして…。
側面には花柄のペーパーを使って、お花畑の中に猫たちがいるイメージで作りました。

引き出しの引き手は革テープと小さな金具で作りました。革テープを小さな金具2個ずつで留めて、計12個の金具を使っています。金具が小さい場合は1個留めだと引き出す時にちょっと不安定ですが、2個で留めてあげるとかなり安定します。格段にしっかりした作りになりますよ。

引き出し作りはカルトナージュの大切なテクニックです。細かい採寸や調整が苦手…という方もいるかもしれませんが、失敗を恐れずにどんどんチャレンジして欲しいと思います。多少失敗しても、そのおかげで何がいけなかったのかわかるはず。成長のための大きな糧になってくれますよ。頑張りましょう!