今はすっかりクロスステッチにハマっているパピエコトンですが以前はそんなことなく、むしろめんどくさそうと敬遠していたくらいでした。どういういきさつでクロスステッチにハマっていったのでしょうか…?
(良く眺めているお気に入りの本たち)
前回のクロスステッチのフレーム紹介記事では2冊のみ紹介しましたが、もっとたくさんクロスステッチの本を持っています。写真の本たちもほんの一部。何十年も前の古い本、海外の本、もう廃盤になってしまった本、人気作家さんの本、本来はクロスステッチじゃないけど応用できそうな本まで、「素敵!」と思った本を買っていたらたくさん集まってしまいました(^_^;)
今では大好きなクロスステッチですが、以前はさほど好きだったわけではありませんでした。クロスステッチって時間がかかるし布のマス目を数えたり糸を変えたりめんどくさそうだなぁ…とどちらかと言うとマイナスの印象すらあったかもしれません。
そんな私がクロスステッチにハマったきっかけは「アトリエを始めたこと」でした。
アトリエを始めたからには作品をたくさん作らなくてはなりません。箱類を置く作品棚はわりと早く埋まりましたが、問題は「壁」でした。真っ白すぎてあまりにもさみしい…。ペルメルやフォトフレームを飾ってもまだかなりの余白がありました。
(アトリエの作品棚。作品はまだまだあります)
どうしようか悩んでいる時に思い出したのが、自宅に眠っているクロスステッチのキットでした。あのクロスステッチとカルトナージュを組み合わせたらどんな作品になるんだろう。あれ?組み合わせたら意外と合うのかもしれない・・・キットを完成させてカルトナージュでフレームを作ってみよう!そう思い立ったのです。
興味があって買ったものの刺す前に挫折してしまったクロスステッチのキットを引っぱり出し、ネットを頼りにひたすらチクチク。何とか完成させました。表はガタガタ、裏にいたっては人様に見せられない仕上がりでしたが、カルトナージュとはまた違う達成感があり、初めてで苦労した分完成したことが嬉しかったです。
そして図案のイメージに合う形を考えてフレームを作り、アトリエに壁に飾ったのです。
(初めて完成させたクロスステッチ。下手だけど思い出深い作品)
「これ、いいじゃない!」
壁の作品に変化が生まれ、一気に華やかになりました。生徒さんたちからも好評で、単純な私は気を良くしてさらに作りたい欲が生まれ、2つ目の作品に取り掛かりました。2つ目ともなると多少慣れてきて、1つ目よりもずっと綺麗に仕上げられたのです。こうなるともう止められません。2つ目ができると3つ目、3つ目ができると4つ目、とすっかりクロスステッチにハマってしまっていたのです。
昔はめんどくさかった図案の読み取りも、「どう刺していけば最短ルートでたくさん刺せるか」と考えるのはゲームのダンジョン攻略にも似て今となってはとても面白いです。頭の体操になりますね。
そして完成したらそのステッチをカルトナージュとどう組み合わせるか考える楽しみが待っています。フレームにするか箱にするか、考えるだけでワクワクしてきますね♪
(クリスマスのステッチ4つ。これからカルトナージュに仕立てます)
(箱の蓋にあしらったクロスステッチ。今年開催した作品展のDMで使用しました)
クロスステッチは主に自宅で、休みの日や空いている時間にやっています。クロスステッチはちょっとした隙間の時間にもできるところが良いですね。今ではすっかり生活の一部になりました(*^^*)