厚紙を使って作るカルトナージュでは、色々な組み立て方の作品を楽しむことができます。
一枚一枚厚紙を組み立てていく四角い箱や、紙のしなりを利用して作る丸箱など、作り方は本当に様々です。
今回ご紹介する、まるでお皿のような形の作品は、一体どうやって組み立てているのでしょうか…?

今回ご紹介するカルトナージュ作品は、クーペル(Coupelle)です。
クーペルとは、フランス語で「小型の皿、小鉢、小さな杯」という意味のようです。
この作品は角から角までが30cm近くありますので「小型」かどうかはちょっと疑問ですが、お皿のような形ではありますよね。
クーペルはカルトナージュでは定番の作品で、レッスンではほとんどの生徒さんが作るほど人気の作品でもあります。

真上から撮ってみました。六角形の形がよくわかりますが、お皿の形というのはわかりにくいかもしれません。

形がわかりやすいように色々な角度から撮ってみました。見てみましょう♪

この角度あんまり意味ないかも?とも思いましたが、お皿っぽくなっているのはわかりますね。

ますますお皿っぽい感じ!
この角から角までがだいたい30cmくらいあります。
結構大きいので、クーペルを作りたい生徒さんは作品を持ち帰る袋を忘れずにお持ちくださいね。

12月なのでクリスマス柄で作りました。私の大好きな森の動物たちの柄です♡
鹿とか小鳥がいるだけでも惹かれるのに、それがさらにクリスマスの柄になっているとなれば買わずにはいられません。

縁取りは赤いスキバルで。ここは赤・白・ゴールドで迷ったのですが、一番可愛い赤を選びました。
こういう作品をお家に飾っておくと、クリスマスシーズンがより楽しくなりますよね♪

内側の底にはクロスステッチした布を貼っています。
使用した生地に合わせて、クリスマスっぽい雰囲気の図案で刺しました。
木とお家は昔買ったキットの図案を参考にして、ゴールドの星と雪を降らせたのはオリジナルです。

このクロスステッチはグリーンのジャバクロスで刺したのですが、ケント紙に貼ろうとすると布のマス目の穴から白いケント紙が見えてしまうのですよね。
濃いグリーンの布なのでそれが結構目立つのです。

そこでケント紙の上にグリーンのスキバルを貼って、その上にステッチしたジャバクロスを貼りました。
私の手持ちにグリーンのものがスキバルしかなかったのでそうしましたが、グリーンの布や紙があったらそれを貼ってもいいと思います。

ちなみにこのジャバクロスは札幌のマリヤ手芸店さんで買いました。
マリヤさんは刺しゅう布の種類が豊富ですし書籍も充実していて、行くと時間を忘れるくらい楽しいです♪

マリヤさんのHPはこちら⇒時計台すぐ近くのハンドメイドショップ マリヤ手芸店

さてさて、さらに違う角度からクーペルを見みてみましょう。

真横から撮ってみました。お皿っぽい形が一番わかりやすいでしょうか。

赤いスキバルを貼った底がついています。この底の存在が、よりお皿っぽさを演出してくれているように思います。
地味な存在の「底」ですが、あるのとないのとでは印象が全く変わってきますよ。

作品をひっくり返して、底からも撮ってみました。この向きで見るのは珍しいかもしれませんね。
何となく逆さまにした丼のようにも見えます。

様々な角度から撮った写真もこれでおしまいです。
皆さま、冒頭の問いを覚えていらっしゃるでしょうか?クーペルはどうやって組み立てているのか…というものです。

この作品は、なんとたった1枚の厚紙から作っているのですよ。(赤い底は除く)
1枚の厚紙にあんな工夫やこんな細工を施して、このお皿のような形に仕上がるのです。すごいですよね。

皆様の中には、そこ(あんな工夫やこんな細工)を教えてよ~と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
でも、そこはぜひレッスンで体験してみてほしいと思います。

私もクーペルを初めて作ったときは、こんな作り方があるのか!と先人の知恵と工夫に驚き、感心しました。
カルトナージュのレッスンは新しい発見とワクワクの連続です。その面白さをぜひ一緒に体験しましょう♪

今回もパピエコトンのブログにお付き合いいただきありがとうございました。
先日ミュンヘンクリスマス市に行ったのですが、そのときに久しぶりにホワイトイルミネーションを見ました。
あまり暗くなってから出歩くこともありませんし、あっても通りすがりにチラッと横目で見て終わり…という時が多いのですが、改めてちゃんと見るとイルミネーションが本当に綺麗でとても良かったです♪
この時のお話はまた後日…。ハンドメイドにまつわるお話もあります。お楽しみに♡

それでは、また次回の記事でお会いしましょう♪