新年あけましておめでとうございます。今年もパピエコトンをよろしくお願いいたします。
2024年最初のブログは、100円ショップで買ったフレームとカルトナージュの技術でクロスステッチを簡単に額装してみました。
写真で手順を説明していますので刺しゅうがお好きな方はぜひ参考にしてみてくださいね。

 

令和6年能登半島地震により犠牲となられた方々に謹んでお悔やみを申しあげますとともに、被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げます。被災された皆様の安全と被災地の復興を心よりお祈り申し上げます。

 

富士山に鯛、鶴…日本を連想させる模様のクロスステッチ。こちらはルシアンコスモのクロスステッチキットで何年か前に刺したものです。
クロスステッチとカルトナージュはとても相性がよく、組み合わせて作品を作っている方もたくさんいらっしゃいますね。

今回はカルトナージュで簡単なマットを作り、100均で買ったフレームにこのクロスステッチを額装してみました。
マットとは額装で作品と額縁の間に挟むもののことです。この作品の場合、梅の花の生地を貼った部分になります。

本格的な額装ではありませんがとっても簡単ですのでぜひ一緒にやってみてください。
それでは、さっそく始めましょう♪

まずはフレームと厚紙を用意します。
フレームはセリアで買った木製のものに絵の具で色を塗りました。刺しゅうに合わせた色に塗ると可愛さがアップしますよ。
ちなみに私がよく使う絵の具はセラムコートという名前の水性アクリル絵の具で、ネットショップやホームセンターで売っています。

厚紙は1mm程度の厚みのものを使います。カルトナージュ用の厚紙をお持ちではない方は100円ショップ等に売っている方眼紙等の厚紙でも構いません。
方眼紙のマス目が気になる場合は画用紙やプリンター用紙等の白い紙を貼ると目立たなくなります。

フレームの裏側に収まるサイズに厚紙を2枚カットします。1枚はマット用、もう1枚は刺しゅう布の台紙用です。
厚紙はハサミではなくステンレス定規と工作用カッターを使って真っ直ぐにカットしましょう。ハサミはどうしても曲がってしまいます。

サイズはフレームの裏側ピッタリよりも一回り小さい方が、仕上げる時に刺しゅう布をくるみやすいと思います。

厚紙のカットができましたら、刺しゅうのサイズとフレームのサイズを測って、どのようなデザインのマットを作るか考えます。

今回の作品は左右はあまり余白がありませんが上下は余裕がありますので、上下だけマットが見えるように作ります。

イメージを考えたら、マットになる厚紙にフレームに沿って線を引きます。

ここにイメージしたとおりにマットの形の線を引き、カッターでくりぬきます。
上下は3㎝ずつマットが見えるように、左右はフレームからはみ出さないように2mm細くカットしました。

今回の作品では左右にゆとりがなくて作るのがちょっと大変でしたので、なるべく余裕のあるサイズのフレームで作ることをおすすめします。

くりぬいたら一度刺しゅうを合わせてみます。必ず布を貼る前の段階で合わせてみましょう。イメージと違った、ということはよくあります。

上下がちょっと詰まった感じがするので、さらに5mmずつカットして広げました。

こっちの方がバランスがいい感じですね。それでは布を貼っていきます。

布は厚紙と同じ大きさで大丈夫です。縁はフレームの中に隠れて見えないので、外側ののりしろは必要ありません。

ボンドは厚紙の方に筆で塗ります。均一に塗り広げて布を貼り、手で布の表面をなでる様に優しく、でもしっかり押さえて貼り合わせます。
あまり力を入れてこすると布がズレてしまうので注意です。

布を貼った厚紙を裏側から見た様子です。内側ののりしろ用に、厚紙のくり抜いた部分の縁から1㎝の所に線を引いておきます。

線に沿って布をくり抜きます。布を切るのはハサミで大丈夫です。

布の角から厚紙の角に向かって切り込みを入れます。これでのりしろを折り返せるようになります。

それぞれののりしろを折り返して貼ります。この時も厚紙の方にボンドを塗って貼りましょう。
左右の細い部分はのりしろを折り返して貼ってから、はみ出た部分をハサミで切りました。

これでマットができました!

フレームにマットと刺しゅう布を順番におさめたら完成です。お疲れ様でした~!

いかがでしたか?
この作品は材料や道具も100円ショップで揃いますので、刺しゅう好きな方はぜひチャレンジしてみてください。

今回はフレームを絵の具で塗りましたが、紙や布を貼っても可愛いと思います。刺しゅうのイメージに合わせて色々考えるのも楽しいですよね。

今回もパピエコトンのブログにお付き合いいただいてありがとうございました。
今年はクロスステッチと合わせた作品も色々作っていきたいと思っていますので、どうぞお付き合いくださいね。

それでは、また次の記事でお会いしましょう♪