2023年も残りわずか。年末年始のお休みに入った方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、ブログ再開前にインスタで発表していた作品を振り返りつつ、ブログを再開した理由を書いていきたいと思います。
一部インスタと内容が重複してしまいますがどうぞお付き合いください。

まずはこの作品、壁掛けラックです。こちらはその名の通り壁に掛けて使うラックです。
アトリエをやっていた時は生徒さんからの人気も高かった、パピエコトンおなじみの作品のひとつです。

ラックの上の部分は厚紙を2枚重ねて作っており、結構頑丈になっています。紅茶好きの私は紅茶缶を飾っていますが、季節の雑貨などを置いても素敵だと思います。

フックには車のカギを掛けておくのが我が家の定番の使い方です。生地はmodaのBest Of Morrisのもの。ウィリアムモリスの柄が大好きなんです。

次はこちらの3点をまとめてご紹介します。壁掛けレターラック、ブロックメモボックス、ペン立てです。3つともリビングで大活躍する実用的な作品です。

壁掛けラックは三段ありますので使う人や用途でわけることができます。

壁に掛けて使う作品ですが、背が低めの棚の上に置いても使いやすいです。こちらはモリスの有名な柄、Strawberry Thief(いちご泥棒)の生地です。

ペン立てとブロックメモボックスはお揃いの柄です。こちらは国産の生地を使いました。

ペン立てはカルトナージュ初心者の方によく勧められる作品ですね。初めて作った作品がペン立てという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
箱の組み立ての仕組みを理解するのにちょうど良い作品だと思います。

一方でブロックメモボックスはペン立てと比べると難しい作品です。前の部分を開けたり、角を面取りした厚紙を底に貼る作業はカルトナージュの経験とテクニックが必要になります。

ここからは、今年の10月に開催された私のカルトナージュの師であるよこた圭子先生のアトリエ『Atelier Papier 75』の作品展に出品した作品です。
この作品展に参加したことがブログを再開するきっかけになりました。

タイトルは「ハンドメイドのためのお道具箱」です。私の趣味でありライフワークであるカルトナージュ、クロスステッチ、洋裁などのハンドメイドの様々な道具を収納するための作品です。
イメージは和洋折衷。洋室にも和室にも違和感なく置ける作品を目指しました。

正面の引き出しの部分は柄合わせをして、柄が一続きに見えるようにしています。
この作業、地味~に大変でした。大柄だと柄の位置の見当をつけやすいのですが、今回使用した生地(これもベストオブモリスのものです)は柄が細かいので、生地のどの部分なのかを探すのにも一苦労でした。

右下の引き出しは前後を入れ替えて使えるようにしました。中のものを取り出しやすくしたい時はこの向きで、中のものを隠したい時は上の写真の向きで、状況に合わせて使い分けられます。

上に置いてあるトレーは針山と眼鏡置きです。最近老眼が進んで眼鏡をかけたり外したりすることが多くなったので作りました。
その隣に金具やボタンなどの小物を一時的に置いておくスペースもあります。
このトレーは上に乗っているだけなので、トレーだけを手元に置いて使うこともできます。

さらに箱の後ろ側には隙間があるのですが…。

このように薄いものを立てて収納することができます。写真では以前ご紹介したマグネットボードを入れていますが、他には定規も入れて使っています。

マグネットボードについてはこちら⇒カルトナージュにおける曲線デザインの描き方・切り方・考え方 マグネットボード編

そしてこちらはハニカムという作品です。作品展の共通作品で、参加者全員が同じ作品を作りました。

作品にマグネットが埋め込まれていて、作品を繋げて壁に掛けるとまるで蜂の巣のように見えるユニークな作品です。

作品展でこの作品がずらっと並んだ様子は本当に見ごたえがありました。それぞれ使用した生地は違うので個性があり、作り手によって雰囲気が変わるというカルトナージュの面白さを体現した展示だったと思います。

この作品展の会期中に参加者のお食事会があり、多くの認定講師の方とお話しする機会がありました。

そこでの話題の中心はもちろんカルトナージュ。
今回の作品展の作品作りの話から始まり、受け持たれている講座やお教室の話、素敵な生地を売っているお店の話などなど…。
普段ならちょっと話しにくい、オーダーを受けた作品の値段のつけ方なんて話もありました。

全ての認定講師の方たちが知り合いだったわけではなかったと思うのですが、『カルトナージュ』という共通のテーマがあるおかげで話が途切れることがありません。
初対面の者同士でも盛り上がることができるのは、皆さん本当にカルトナージュが好きで、真剣に取り組んでいらっしゃるからだと思います。

この『カルトナージュ一色』という空気を味わうのはとても久しぶりで、とても刺激的でした。
現役で活躍している認定講師の方たちの前向きさ、エネルギッシュさが、私の中で眠っていたカルトナージュ熱を呼び起こしてくれたのです。

また、何人かの方から「ブログ読んでました」と言っていただけたのも嬉しかったです。
この話はインスタにも書きましたが、私の拙いブログを読んでくれていたということに感動を覚え、それと同時にすっかり放置してしまっていることを反省したのです。
これをきっかけにブログを再開したいと思うようになりました。

しかし、ブログを再開するということは作品を発表し続けていくということです。ネタは続くのだろうか…という心配もありました。
その不安を払拭してくれたのが、上でご紹介した作品展の共通作品「ハニカム」なのです。

よこた先生からハニカムのレシピをいただいて、説明を読みながら手を動かし、作品が少しずつ仕上がっていくごとに「なるほど~、こういう仕組みだったのか」と驚き、作品が完成するとまずは「やった~!できた~!」と喜び、その後「もっとこうしたら良かったかな」なんて反省もしつつ、出来上がった作品を色んな角度から眺める…。

この流れが久しぶりだったせいか新鮮で、とても楽しかったのです。

アトリエをやっていた時はとにかく自分のオリジナル作品を作ることに一生懸命で、他の人の作品はあまり作らずにきました。
「講師はオリジナル作品を作ってナンボ」という気負いもありました。

ですが、自分の作品だろうと他人の作品だろうとカルトナージュはカルトナージュ。
作って楽しいのは同じです。
むしろ他の人の作品には自分では思いつかない工夫があり、純粋に作る楽しさを感じられます。
「ハニカム」が私にこのことを気付かせてくれました。

今はありがたいことに素敵なカルトナージュキットを販売しているサイトがたくさんあります。
今後はオリジナル作品や教わってきた作品だけでなく、そういった市販のキットで作った作品もブログで発表していきます。
キットを買おうか悩んでいる方の参考になるような記事にしたいと思っています。

さらに、北海道のお出かけ日記のようなものも書いていくつもりです。
すでにスノーボードの記事をひとつ上げましたが、あんな感じでブログの気分転換のような記事を時々書いていきたいです。
最近は人気漫画「ゴールデンカムイ」の影響で北海道が注目されていますしね。

スノーボードの記事はこちら⇒札幌国際スキー場での今シーズン初滑り 2023年

今回もパピエコトンのブログにお付き合いいただいてありがとうございました。
ブログを再開したきっかけや今後のブログの方向性をお伝えしたのですっかり長くなってしまいました。最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

こんな感じでブログを更新していきますので、来年もどうぞよろしくお願いいたします。
また次の記事でお会いしましょう♪

よいお年をお迎えください。